一般大学生の正解率9.8%の難問が渋谷に出現!「カンセンはカンセンしない」ってわかる?

2018/11/01
マガジンサミット編集部

2018年10月 29日、渋谷のQ-FRONTビル壁面ディスプレイなど渋谷駅周辺の計17箇所に「カンセンはカンセンしない」という漢字問題が出現。事前に一般大学生500名を対象に行なったWEB調査では、正解率9.8%という難問です。この問題の答え、皆さんはわかりますか? 

正解は「乾癬は感染しない」。こちらの問題2018年10月16日(火) から28日(日)までに行われた事前のインターネットにおける検索では、検索された方の23%の人が正しい検索をできた一方で、77%もの人が正しい組み合わせを検索することができませんでした。

間違いやすい組み合わせは、「汗腺(は)感染(しない)」「艦船(は)感染 (しない)」「観戦(は)感染(しない)」。一方で、「カンセンはカンセンしない」という設問文そのものを検索した人も全体の27%と多く、企画自体に高い関心が寄せられていました。

2018年10月29日の「世界乾癬デー」にちなんだ漢字問題広告

実はこの問題、2018年10月29日が世界乾癬デーということで、一般的に知られていない乾癬の正しい理解を得るためにセルジーン株式会社が行なった漢字問題広告「SEARCH THE KANSEN」。

世界乾癬デー(World Psoriasis Day)は、乾癬患者会組織国際連盟(IFPA)が乾癬に関する認知・理解を促進すること等を目的に定めたもの。毎年10月29日は世界各地で患者会を中心に様々なイベントが開催されています。

「乾癬は感染しない」という正しい知識を

そもそも乾癬とは皮膚症状を含む全身性の慢性炎症性疾患で、日本における患者数は40〜50万人以上と推計されています。一般において、乾癬という疾患への認知・理解は低く、また全身の様々な部位に皮膚症状が表れることから、患者さんの精神的負担は非常に大きいと言われています。原因は免疫のバランスの異常とされ、感染はしません。

しかし「乾癬(カンセン)」はその響きと字面から“感染”する病気という誤解を受け兼ねず、そういった不安が患者さんの負担を助長しているのではないかと言われています。

セルジーン株式会社では、そのような課題に対して、世界が一丸となって乾癬に関するメッセージを発信する「世界乾癬デー」のタイミングに、多くの人たちが行き交う渋谷駅周辺の17箇所に 「カンセンはカンセンしない」という漢字問題を出題。一般の人の興味・関心を高めて検索してもらい、乾癬について正しく認識して欲しいという願いが込められていました。

 

病気は何より正しい知識を持って向き合うことが大切。この機会にぜひ正しい知識を心に留めておきたいですね。

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