一言で油といっても、その種類は様々。私たちがおくる日常生活の中では、ありとあらゆるところで油が活躍しているのをご存知でしょうか。調べてみれば、とこれも油、あれも油!健康になるのも不健康になるのも、ぜ~んぶ油のせい?
油と聞いてまず想像するのは、食べものに含まれる油
サラダ油やキャノーラ油、ラード、ゴマ油、菜種油、紅花油、米油、オリーブオイル、バターにマーガリンなどなどお馴染みのものに加え、最近では美容と健康に効くと評判のココナッツオイルやグレープシードオイル、えごま油、亜麻仁油、アーモンドオイル、アルガンオイルなど多種多様な食用油脂が存在します。
油そのものだけでなく、マヨネーズやドレッシングに含まれる油分も立派な食用油脂です。調理方法によっては、ちょっとしたサイドメニューひとつにも、数種類の油を使っているかもしれません。種類によって栄養素や効能も異なるため、最近では健康上の目的に合った油を選んで使う方も増えているとか。
食用油脂は、美容や医療向けにも使われます。筆者は食用のココナッツオイルを調理用と美容用の両方に使っていますが、肌も身体も調子が良くなりました。
食用油脂以外の身近な油にはどんなものがあるのでしょうか
洗濯用洗剤や台所用洗剤、固形石鹸、化粧品、シャンプーなどに含まれる界面活性剤の原料は油です。子供の頃に学校や課外活動で石鹸を手作りして、「油を落とすものの原料が油なんだ!」と驚いたものです。
保湿剤や潤滑剤・食品添加物として有名なグリセリンも油が由来です。ロウソクのロウや、ロウに似た感触のクレヨンも油、固形燃料も油。洗剤も柔軟剤にも油、お口をすすぐ洗口剤にも油。そこにもあそこにも油…。まるで、油や油が姿を変えたものが身の回りをぐるりと囲んでいるようです。もはや私たちの生活には油が不可欠だと言えるでしょう。
それを象徴しているかのような雑誌が「月刊油脂」。いわゆる業界紙ですが、表紙のロゴのフォントも固形の油脂風で『洗剤』との組み合わせからしてインパクトがあります。
ちなみに、前号の表紙は美味しそうな『マーガリンとパン』。さらに前号は『オリーブオイル』その前は『香りの柔軟剤』と、油脂の顔の広さを象徴するようなラインナップ。さらに目次をみれば、もうトレンド感がハンパありません。
食用油脂や工業用油脂と硬めの特集にならぶのは、健康志向チョコレート、ロングセラーの塩パン、新商品のドーナツ、リッチ系ビスケット、健康系即席めん、糖質オフ洋菓子、夏の需要とかき氷…。と『食』の最新情報が凄い!つまり油を制すものがトレンドを制すのです。
健康に気をつかう人、美味しいものを食べたい人、最新スィーツの情報が欲しい人、良く汚れが落ちる洗剤情報を探している人は、日本で唯一の油脂関係専門月刊誌が『月刊油脂』おススメです!