米穀安定供給確保支援機構(以下、米穀機構)では、古来より全国の神社で執り行われてきた、無病息災を祈る大切な神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」に合わせ、2015年より「夏越ごはん」を提唱。飲食店や百貨炎、スーパーマーケット等での「夏越ごはん」に加え、今年は、都内の飲食店5店で「夏越ごはん」のデリバリーが初めて展開される。
「夏越ごはん」は、その昔に蘇民将来(そみんしょうらい)という人物が素盞嗚尊(すさのおのみこと)を「粟飯」でもてなし、「茅の輪」を疫病除けのしるしとしたという伝承が由来。雑穀ごはんの上に夏野菜を使った「茅の輪」をイメージした丸い食材をのせた行事食となっている。
田町の「お米Café MakibaStyle 芝浦店」では、本まぐろの上に夏野菜を盛りつけた「夏越ごはん~本まぐろとアボカド・つぶ枝豆のカルパッチョサラダ風~」を販売する。
店頭価格:1,090円(税込み) デリバリー販売価格:1,459円(税込み)
販売期間:6月18日(金)~7月21日(水) 11:30~14:30提供
※テイクアウト可
※日・祝日定休
京橋の「金の独楽」では、かき揚げがのった正統派の「夏越ごはん」を販売。かき揚げは、桜海老とゴーヤがポイントとなっている。
店頭価格:550円(税込み) デリバリー販売価格:750円(税込み)
販売期間 :6月21日(月)~7月16日(金) 17:00~提供
※テイクアウト可
※日・祝日定休
溜池山王の「蕎麦処グレゴリー」では、蕎麦屋の丼たれで食べる夏野菜たっぷり夏越ごはん「夏越かき揚げ丼」が登場する。
店頭価格:500円(税込み) デリバリー販売価格:800円(税込み)
販売期間:6月21日(月)~7月16日(金) 終日提供
※テイクアウト可
※土・日・祝日定休
「浅草割烹 天とよ」の八丁堀店と神保町店では、名物の天ぷらを堪能できる「夏越ごはん(季節野菜のかき揚げ丼)」が用意される。
店頭価格 :1,000円(税込み) デリバリー販売価格:1,190円(税込み)
販売期間:販売期間:6月22日(火)~7月16日(金) 16:00~提供
※いずれもテイクアウト可
※八丁堀店/土・日・祝日定休
※神保町店/日・祝日定休
また、管理栄養士の柴田真希先生は、免疫力をアップして元気に夏を乗り切れるよう、オリジナルの夏越ごはんを考案。雑穀ごはんと旬の野菜を効率よく一緒に摂れる栄養たっぷりの「ガパオ風夏越ごはん」となっており、例年よりもお家時間が長くなっている今年、家庭でも「夏越ごはん」も楽しんでほしい。
柴田真希先生考案の「ガパオ風夏越ごはん」の作り方
【材料2人分】(調理時間:20分)
雑穀ごはん:2杯、鶏ひき肉:150g、玉ねぎ:1/4個(50g)、とうもろこし(ゆで):50g、赤パプリカ:1/4個(40g)、ピーマン:1個(30g)、ゆでたまご:1個、バジル:4~5枚(お好みで)、オリーブオイル:大さじ1/2、みそ:大さじ1、(A)オイスターソース:大さじ1/2、(A)黒こしょう:少々
【作り方】
(下準備)米は洗い、雑穀と合わせて浸水し、通常通り炊飯する。
(1)玉ねぎ、ピーマン、赤パプリカを角切りにする。とうもろこし(ゆで)は芯から手ではずす(なければコーンでもよい)。バジルを手でちぎる。
フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、鶏ひき肉、玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、とうもろこしの順に炒める。火が通ってきたら(A) を加えて味を調える。
(3)器に雑穀ごはんを盛り付け、茅の輪にみたて、周りに(2)をかけて半分に切ったゆでたまごとバジル(お好みで)をのせる。
【ポイント】
赤パプリカやピーマンは、β-カロテンも豊富で、油で炒めることで吸収率が高まります。
さらに、米穀機構の公式サイト(https://www.komenet.jp/nagoshigohan/)でも、(1)たっぷり夏野菜で作った丸いかき揚げをのせたもの、(2)火を使わず夏野菜を切ってのせる手軽なもの、(3)夏野菜と魚のマリネをのせたもの 計3種の「夏越ごはん」の作り方を動画で紹介している。