山下智久は「秘密の恋」をしたばかり?輝く女性称えるアワード会見に森星、小谷真生子と共に登場

2023/03/13
佐藤 勇馬

「BVLGARI AVRORA AWARDS 2023」国際女性デー発表記者会見が6日に開催され、ブルガリアンバサダーとして俳優の山下智久さん、モデルの森星さん、2022年度の同アワードの受賞者である経済キャスターの小谷真生子さんが出席。3月8日の国際女性デーに合わせ、輝く女性、女性の活躍についてトークセッションが行なわれました。

ブルガリが2016年より開始した「BVLGARI AVRORA AWARDS 2023」は、今もっとも輝く女性たちとその取組みを讃え支援するアワード。小谷さんは、ブルガリのイヤリング、ネックレス、右手に指輪、左手には時計を身にまとい、真っ白なパンツスーツで登場。「驚き、身が引き締まる思いです。私の年齢でこのような賞を頂いたことがきっかけで、今後の人生の明確な目標を設定することができました。賞をいただいてから、非常に元気な日々を送っています」と昨年の受賞について語りました。

続けて、自身にとっての「Inspiring Women(創造力と知性そして才能に満ち溢れ、多くの人々にインスピレーションを与える女性)」は誰かを質問されると、小谷さんは「社会で大変活躍された女性として、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所の緒方貞子さん。専業主婦で家族を支え、芯の強い女性として母。また、自身の二人の叔母。舞台俳優をしていた方の叔母は非常に忙しい方でしたが、お会いする時はいつも綺麗で、立ち居振る舞いが素晴らしい人でした」と答えました。

森さんは「母は大きい存在ですね。無償の愛、リターンを求めない愛情の注ぎ方は、母の持つ大きな温かい力だと思います。いつか自分も持てたら良いなと思います。それと同時に、”芯がありながら、女性らしいしなやかさも持っている女性”に引き込まれますね。両極端の美しさをかけ持った方が、私のInspiring Women です」と答え、山下さんは「やっぱり母親です。色々と愛情を注いでいただいたので、感謝したいです」と同じく身近な存在をあげました。

次に、近年の女性活躍、ジェンダーイクオーリティーの状況をどのように感じているのかをゲストたちに質問。小谷さんは言葉を選びながら「日本と世界は、乖離してきています。日本女性というのは、どこか“ガラスの壁”を自分自身に作って、こうでなければならない。と考えてしまいます。ジェンダーを語るときには、日本の女性がその考えを解き放たないと、その先の景色が見えてこないと思います」とコメント。

森さんは、自身が感じていることを踏まえ、「祖母や母の時代の話を聞いていると、(現在は)ものすごく選択肢が増えた時代になったのではないかと感じます。ただ、選択肢が増えてきたからこそ”難しい”と思う瞬間もあります。自分は何を選択して、何を両立して、どの目標に向かっていきたいか。1人の人間として、整理しながら生きていかなければならないと思っています。悔しくて、何かのせいにしたりすることもありますが、自分の中で課題と向き合って、一つ一つ解決しながら、みんなと共有したり、ディベートした先に、調和があるのではないかと思います」と話しました。

2人の話を受けて、山下さんは「ジェンダーイクオーリティーの状況について知らない、という方が多くいると思っています。自らどんどん知識を吸収していくことが重要だと思っており、自分自身も、日本だけではなく世界のカルチャーに触れて自分の価値観を広げていきたいと思います」と受け身にならない姿勢の必要性について、真剣な眼差しで述べていました。

また、3月8日の「国際女性デー」はイタリアではミモザを贈る日と知られており、山下さんの誕生日である4月9日の誕生花も同じくミモザ。花言葉は「友情と秘密の恋」だと司会者から聞かされると、山下さんは「(その花言葉は)昨日、知りました(笑)。秘密、というわけではないですが、映画の撮影が先日終わり、この作品で恋をさせていただいています。僕は盲目の漫画家で、僕が恋するヒロインの耳は不自由という役柄です。見えなくても、聴こえなくても、どうやって愛を育んでいくか。毎日想像しながら演じて、とても勉強になりました」と最近の活動に絡めて語りました。

トークディスカッションの最後には、3人が同アワードの活動についての感想や女性への応援メッセージをコメント。小谷さんは「今日の気持ちを一言で表すと、『たおやか』。たおやかは母性に近い感覚であり、この愛あるアワードが世界に広がっていくことで、もっと優しい世界が広がっていくと思います。 天災や戦争等で苦しんでいる人々がいる中で、そのような愛あるアワード、気付きを与えてくれるブルガリの精神こそ、今の混沌とした世界には必要です」とし、 山下さんは「春が近いので心に花を咲かせて、周りの人を大切にして、好奇心旺盛にハッピーな日を過ごして欲しいと思います」と優しい口調で女性たちへエールを送りました。

また、森さんは「先ほど、小谷さんからガラスの壁についてのお話がありました。自分自身、知らない間にガラスの壁を作ってしまっていると思います。今世界中で大変なことが起こっておりますが、知らない間に、恵まれている地でも希望を失う瞬間があると思います。 そのような時は、自分がInspiring される方のお話を聞いて、少し視野を広げると自分の希望が生まれるのではないかと思います。挫けそうな時は、今後も人との時間を大切にして、春に向け、希望がみち溢れるスタートとなることを望んでいます」とコメントしました。

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佐藤 勇馬
この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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