TOTO「トイレ川柳」過去句を基にトイレットペーパーに手書きしたアニメーション公開

2024/06/19
佐藤 勇馬

TOTOが2005年から毎年募集している「トイレ川柳」が今年で20回目を迎えます。6月17日から今年の募集が始まったことに伴い、過去句をもとにトイレットペーパーに手描きしたアニメーション作品「トイレ川柳20回記念 1(ワン)ロールシアター」が公開されました。

句には時代を感じられるものが多数あり、2000年代には「ケータイを 切って至福の 小部屋かな」のように、携帯電話の普及を感じられる句や、ウォシュレットの浸透やトイレ機能の進化が見受けられる「部屋探し ウォシュレットで ここに決め」「フタが開き 誰かに見られて いるような」などの句が詠まれました。2010年半ばには「旅行先 トイレの質が 宿の質」のように外出先のトイレにも快適性、質を求めている様子が表現されています。

震災時やコロナ禍には「断水で 水が命と 知るトイレ」「念入りに トイレを磨く 自粛中」などの句が詠まれ、あらためて当たり前の日常の大切さに気づかされました。

20回目の募集を記念し、家族の様々なシーンを見つめてきた過去句をもとに、トイレットペーパーに手描きしたアニメーション「トイレ川柳20回記念 1(ワン)ロールシアター」を制作。トイレ川柳で詠まれたエピソードをもとに、家族の思い出を物語に仕立てたもので、「子を囲み 皆で力む 初トイレ」から始まる少女の成長を描いています。

撮影まで含めた総制作時間が273時間に及んだ大作で、6月17日からTOTOのウェブサイト、ソーシャルメディアで公開されています。

また、TOTOミュージアム(福岡県北九州市)の休憩ラウンジにて、6月19日~2025年3月末(予定)まで「トイレ川柳20回記念展示」を開催。「1(ワン)ロールシアター」の上映やトイレ川柳の歴史を紹介するパネル、歴代のトイレ川柳集の展示が行なわれます。

「第20回トイレ川柳」は6月17日から募集を開始。「ウェブサイト」または「ハガキ」より応募が可能で、詳しくはTOTOウェブサイトをご確認ください。募集期間は8月25日まで。

【TOTOウェブサイト】
https://jp.toto.com/knowledge/useful/senryu/top/

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この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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