子ども向けのIOT機器を手掛けるmyFirst.techの日本法人、Oaxis Japan株式会社が、SNSアプリ「myFirst Circle」を搭載した、腕時計型キッズ向けスマートフォン「myFirst Fone S3」のサービスと販売を4月中旬より開始する。
それに先駆けて、3月29日に都内で発表会が行われ、myFirst.techのGJ Yong代表取締役が登壇した。
myFirst.techは、子どもに向けた軽くて小さく性能が高い商品を開発し、シンガポールを拠点に世界10カ国以上で事業を展開。数々のデザイン賞を3年連続で受賞もしている。
GJ Yong氏は、昨今、子どもがスマートフォンを所持し、SNSを利用するケースが増えていると説明。利便性が高い一方で、不適切コンテンツや詐欺、いじめや悪意のある出会いなど多くの危険を孕んでいることから、子どもに安全な環境のプラットフォームを提供するため、キッズ向けのIOT機器とアプリを開発したそう。
今回発売される、子ども用SNSアプリ「myFirst Circle」は、GPSで位置情報を把握できるのはもちろん、SNSへの投稿や通話、心拍数を計測し、不自然な上昇を感知した際には保護者に知らせるモニター機能、約1500曲を追加できる音楽プレイヤーなど、多彩な機能を備えている。また、子ども向けに新たにUIをデザインしたとのこと。
「myFirst Fone S3」は、200万画素の広角レンズが搭載されたほか、CPUはクアッドコアを搭載。連続通話は6時間を記録し、4Gにも対応している。スペースブルーとコットンキャンディーの2色からカラーを選択することが可能で、別売りのベルトに取り替えることもできる。税込み価格は24,800円。専用の「myFirst FreeSIM」を利用する場合は、月額1,078円(税込)が別途必要となる。
「myFirst Circle」の目標ダウロード数は5万。「myFirst Fone S3」はすでに、日本の家電量販店でも販売されることが決まっており、年内で販売台数4万台を目指すとのことだ。