給料支払いにも自由化の波「なんでも酒やカクヤス」が給与前払いサービスCYURICA導入

2018/11/29
マガジンサミット編集部

「なんでも酒やカクヤス」を運営する酒販業界大手の株式会社カクヤスが、給料前払いサービスの導入を開始したそうです。

「給料前払いサービス」は、給料日前に働いた分の給料を受け取ることができるサービス。「縛りなく給料を受け取りたい」「副業で得たお金は即現金化したい」など、報酬に対する考え方・働き方の多様化により需要が高まり、近年、クレジット会社やフィンテック、金融会社などが次々と参入してきています。

今回、「株式会社カクヤス」は、給与前払いサービス「CYURICA(キュリカ)」(以下 キュリカ)を導入。2018年 10月から約2,000名のアルバイトを対象として本格的にサービス提供を開始しました。

給与前払いサービス「CYURICA(キュリカ)」とは?

「キュリカ」は、11年前に誕生した給与前払いのリーディングブランドです。導入企業は現在100社以上に達し、前年対比40%増のペースで増加中。2018年10月現在、キュリカカードの保有者は11万人を超え、本格的な外販開始から2年にもかかわらず急成長しています。

申請や指定された口座を持たなくても、カードを使い直接ATMで出金できる日本初のシステムを採用しており、コンビニなど最寄のATMから直接24時間365日出金できます。さらに、利用者(従業員)が前払い給料を出金する際の利用手数料は、一律432(税込)円で業界最安水準など、これら従業員にとっての利便性の高さが導入の決め手となったそうです。

また、キュリカは労働基準法“賃金支払いの原則”を遵守しており、導入企業の代わりに前払い金を立て替える「立替え仮払い」モデルではなく、事前に導入企業から資金を預かる、直接払いのかたちをとります。そのため、貸金業法に抵触するリスクがありません。

さらに、サービス利用手数料を一律固定料金に設定しているため「利息制限法」に抵触するリスクもなく、安心して導入・利用できるのもキュリカの特長です。

人手不足が深刻化するなか、充分な人材獲得の打開策として給与アップや福利厚生の充実をはかる会社も少なくありません。約4,000名の従業員を数える株式会社カクヤスも同様の課題を感じ、その解決策の一つとして、給料前払いサービスの導入を決定しています。

年末年始など、まとまった現金が必要な時期に給与日を待たずして働いた分の給料を引き出せるのは、パートタイムの主婦だけでなく、アルバイトをする若者や副業を行うパラレルキャリアにとっても魅力的です。今後、新しい雇用促進の決め手となるか注目ですね。

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