最新『口腔洗浄器』でイリゲーションケアに挑戦してみた!

2017/04/28
マガジンサミット編集部

春になり、さまざまなオーラルケアグッズが新しく登場しています。そんな日々、進化しているオーラルケアグッズを編集部が勝手に調べる特集第二弾は“イリゲーション”についてです。

 

まずは、該当する項目にチェックをしてみて下さい。

 

□歯肉から出血がある            

□緑茶よりも紅茶やコーヒーが好き

□マスクをしたとき、自分の口臭が気になる  

□水分をあまり取らない

□朝食をぬくことが多い           

□気がつくと、口が開いている

□よく噛まないで食べる           

□一日中エアコンを使っている

□硬いものより、柔らかいものが好き     

□夜更かしをすることがよくある

□ストレスを溜めこんでいる         

□だ液のネバつきが気になる

 

気になる結果は後ほど。まずは“イリゲーション”とは何かを紐解いてゆきます。

 

第三のオーラルケア。イリゲーションとは?

最新のオーラルケアグッズとして2013年頃から市場にてじわじわと認知され、たびたび、モノ系情報誌などで特集が組まれているのがイリゲーション(口腔洗浄)と、その関連オーラルケアグッズです。

 

すでにフロッシング(歯と歯の隙間ケア)、ブラッシング(歯の表面のケア)は、一般的に浸透しているように感じますがイリゲーション(口腔洗浄)については、ピンとこない方もいるのではないでしょうか?

 

イリゲーションとは、ブラッシングやフロッシングの後におこなうオーラルケアのこと。歯科用語では、虫歯を削った後の歯の穴や歯周ポケットなどをきれいに洗浄することを指します。

 

このイリゲーションを自宅や職場でできるのが、水流や空気によって口内の洗浄を行なう“家庭用の口腔洗浄器”です。パナソニック社やフィリップス社、ブラウン社、リコー社などの各メーカーから、それぞれ携帯型や置型の商品が発売され、オーラルケアに関心のない方でも一度はTVや雑誌、WEBなどで紹介されているのを見かけているかも知れません。

 

 

この“イリゲーション”。未体験のマガジンサミット編集部は興味津々! 最新の口腔洗浄器とは、いったいどのようなものなのか? そこで、2014年の発売から約3年ぶりのモデルチェンジとなる『ジェットウォッシャー ドルツ』(パナソニック株式会社)の新商品発表会にお邪魔させていただきました。

 

予想以上に歯に詰まったゴミが吹き飛ぶ…

2017年5月上旬に発売される『ジェットウォッシャー ドルツ』は、歯茎に負担をかけない適切な水圧を維持しながら、独自の超音波水流で、ブラッシングでは取りにくい口内の汚れやプラークをおとす口腔洗浄器です。

 

商品説明会では『ジェットウォッシャー』がどれだけの威力なのか、模型の歯を使ってデモンストレーションを行いました。

 

※模型の歯にキャラメルをこれでもか、となすりつけてゆきます。

 

※凄まじいジェットウォッシャー ドルツの威力…。キャラメルが吹き飛びます。

 

※使用前ではありません。キレイにおちました。

 

デモンストレーション後には、実際にどれだけの威力があるのか自身で試すことができると聞いてワクワクしながら体験コーナーへ!

 

※タンク部分にミネラルウォーターを入れ準備をします。手前のハンドルはマグネット式で使い勝手が良いです!

 

いざ試してみると…(うっひゃ!)逸る気持ちからか手元が狂い、思い切り近距離から歯茎に水流を当てしまいました。不器用な筆者は、その後、何度か口の外に水流を飛ばすなど、指導して下さった方に「落ち着いて」と笑われてしまいました。が、慣れてコツを掴むと、歯と歯茎の境目や普段から食べ物が詰まりやすく困っている歯と歯の隙間、そしてブラシでは届かない歯の裏側へと、自由に水流を狙い撃ちできるようになりました!

 

 

終ったあとの爽快感はもちろんのこと、口の中が軽い!これは一度体験したら手離せなくなる快感かも知れません。

 

“口内フローラ”を正常化するために

口の中は37℃前後の温度。そして複雑な形状であるため細菌にとって栄養が豊富な環境です。歯周病菌、虫歯菌、そして免疫力が下がると悪玉菌になる可能性のある日和見菌など、おおよそ300種類、100億個以上存在するといいます。そんな腸内にも似た環境である口内の細菌バランスを最近では『口内フローラ』と呼ぶようです。

 

 

口内フローラが乱れているほど口臭がキツイ可能性

歯科衛生士の北原文子先生によると、この『口内フローラ』が乱れているほど口臭がきつくなるそうです。口臭には様々な原因がありますが、食べ残しや悪玉菌が口臭の原因の一つです。

 

実は、先ほどのチェック表。チェックが0個ならば口内フローラが正常な状態。4個以上は乱れているので改善をおススメ。そして、9個以上はトラブルを引き起こす可能性があるほど乱れた状態です。

 

ブラッシングやフロッシングでは、歯垢(プラーク)や歯周ポケットに潜む悪玉菌などを排除するのは、なかなか難しく、イリゲーションケアをおこなうことで、より口内フローラを整えることができると北原先生は説明します。

 

2016年の6月に日本歯科医師会が全国の10~70歳代の男女1万人を対象におこなった『歯科医療に関する意識調査』では、口臭について他人から指摘された経験をもつ人は42%で、その割合は男性(46%)の方が女性(37%)よりも多いそうです。

出典:https://www.jda.or.jp/pdf/DentalMedicalAwarenessSurvey_h28_v3.pdf

 

しかし…自分の口から発せられる臭いは、なかなか気が付けないもの。簡単にできる口臭チェックとして、舌の上にコットンをのせて優しくこすり、乾かした後にニオイを嗅いでみる方法があるようです。(その臭いこそが、自身のお口の臭い?!)気になる人はお試しあれ。

 

前出の『歯科医療に関する意識調査』での“口の臭いが原因のトラブル経験”という項目では、「20才の頃、キスしたときに臭いが気になると言われて、キスするのが怖くなった。」(女性、39歳、専業主婦)「いじめを受けたことがある。」(男性、18歳、学生)など、後々トラウマになりかねないエピソードもあり、オーラルケアの大切さを感じます。

 

4月に入りもうすぐ1ヶ月! 新しい環境や出会いに少しは慣れてきた頃でしょうか?人は第一印象が大切。特に口元のケアは念入りにしておきたいものですね。

 

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