南極犬ぞり横断30周年を記念して「THINK SOUTH FOR THE NEXT」プロジェクトがスタート!

2019/07/29
マガジンサミット編集部

いよいよ7月も終盤になり夏の暑さも本格的になってまいりました。晴れた日は外出するのが嫌になってくるほどの気温になって来ています。そんな中少しでも涼しい気分を味わってもらうために、ひんやりする南極関連のニュースをひとつ。この度、南極に関連するネクストアクションを展開する「THINK SOUTH FOR THE NEXT」プロジェクトが7月27日よりスタートしました。

THINK SOUTH FOR THE NEXT

THINK SOUTH FOR THE NEXT実行委員会は、環境と平和の大切さ、チャレンジスピリットの重要性を次世代につなげていく目的で「THINK SOUTH FOR THE NEXT」プロジェクトを2019年7月27日(土)にスタート。

今から30年前の7月27日、日本を代表する冒険家の舟津圭三さんをはじめとする世界各国の6人の冒険家が、世界初となる南極犬ぞり横断へと出発。「THINK SOUTH FOR THE NEXT」は当時彼らが考え、世界に発信した現代社会の問題に改めて注目し、次世代へ継承していこうというプロジェクトです。

「THINK SOUTH FOR THE NEXT」公式サイト

(https://www.think-south.com)

南極大陸横断国際隊

1989年7月27日、 地球上で唯一国境をもたない大陸である南極で、環境と平和を訴えるメッセージ「THINK SOUTH」を胸に、南極大陸横断国際隊が犬ぞりによる初の南極大陸横断の冒険を開始。メンバーは世界6カ国で編成。

南極大陸横断国際隊は12月11日の南極点到達を経て1990年 3月3日に約4000マイル(約6400キロメートル)を踏破し、無事全員がゴール。当時は多数のメディアがその偉業を取り上げると同時に、当時注目され始めた環境問題についても報道しました。

南極大陸横断国際隊6名プロフィール

ウィル・スティーガーさん(USA 74歳)

米国の著名極地探検家、教育者。現在はミネソタ州で「スティーガー ウィルダネスセンター」を運営。地球温暖化問題の解決に向けて様々な取り組みを行っています。

ジャン・ルイ=エチエンヌさん(フランス 72歳)

医者という立場から、厳しい環境における人体の医学的問題や心理的な影響に関心を持ち、地球環境保全という視点でメディアを通じて長年レポートを発信しています。

ヴィクター・ボヤルスキーさん(ロシア 68歳)

ロシア国家地理学会の極地委員会会長、アメリカ地理学会のメンバー。ロシアの極地探検家、水文気象学の専門家として数々の賞を受賞しています。

チン・ダホさん(中国 72歳)

蘭州大学で雪氷学の博士号を取得。IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)議長を務め、アル・ゴア氏とIPCCがノーベル平和賞を受賞した際のメンバーでもあります。

ジェフ・サマーズさん(イギリス 68歳)

世界的名極地研究家であり、1988年グリーンランド縦断に続き1990年南極大陸横断国際隊に参加。数々の極地探検と教育への貢献に対して大英帝国の勲章の叙勲を受けています。

舟津圭三さん(日本 62歳)

1956年大阪生まれ。1988年グリーンランド犬ぞり縦断後、南極大陸横断国際隊に参加。その後は米国アラスカ州に移動し中長距離犬ぞりレーサーとして活躍しています。

6人の冒険家による日本でのイベント開催が決定

プロジェクトのメインイベントとして、南極犬ぞり横断を達成した6人の冒険家の日本でのイベント開催が決定。また、それを記念し、30年前にフランスで制作・上映されたドキュメンタリー映画「Trans-Antarctica Expedition」を日本で初上映する予定となっています。

イベント、映画の上映の他にも、プロジェクトではめ各種メディアとのタイアップなどが立ち上がる予定。詳細は下記公式サイトにて。

「THINK SOUTH FOR THE NEXT」公式サイト

(https://www.think-south.com)

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