ビジネスパーソンに人気のTV番組WBSワールドビジネスサテライト(テレビ東京)でも紹介され注目されている、『Origami(オリガミ)』。
5月19日に発表したスマートフォン決済システム『Origami Pay(オリガミペイ)』。同日その公開を記念したイベントが『アップルストア表参道 』で開催され、Origamiの代表取締社長である康井義貴氏と、放送作家の鈴木おさむ氏のトークセッションが行われました。
今までのモバイル決済と違う?『Origami Pay(オリガミペイ)』とは
『Origami Pay(オリガミペイ)』は、スマートフォンに自分専用のお財布を持つ感覚で、店舗側にはオンライン、オフラインの区別なくダイレクトに支払いができます。また、店舗側はスマートフォンを通して顧客とパーソナルに繋がることができる決済システムです。
導入店舗はPOS (Point of Sales) レジに、Origami が独自に開発したiPad ベースのアプリケーション『Origami for Business』をインストールし、設定をするだけでサービスを導入でき、一方、消費者は『Origami』アプリに、クレジットカード(VISA、MasterCard)を登録するだけで決済をできるサービスです。(他カードブランドは順次対応予定)
ゲスト登壇した、鈴木おさむ氏は「世の中には、あったらいいのに、どうしてないんだろう?っていうシステムがいっぱいあって。突き詰めると大抵、法律とかそういうものが邪魔してるんだけど…その一つが、スマートフォンでの決済。例えば、映画ってネットで観られるけれど、みんな映画館に行くじゃない?それってその場でしか味わえない情報を求めてる」と話し、店頭でのショッピングを楽しみながら簡単に決済できる新しいeコマースのかたちを歓迎しました。
4年越しの夢のサービス始動!
株式会社Origamiは、ショッピングプラットフォーム【Origami】を提供するベンチャー企業。eコマースシステムの会社として出発したOrigamiですが、代表の康井義貴氏は、2012年には、この新しいスマートフォン決済システムの構想があり、4年越しの願いが叶ったと感無量の様子。
WBSでは2014年にOrigamiを紹介。検索から入るショッピングではなく“自分好みの商品情報が集まる仕組み”などにより“衝動買い”させる仕掛けとして取り上げ、雑誌WIRED(ワイアード)では、康井氏が「Origamiが担うのは、BとCをつなぐパイプの部分。そのパイプをお金と情報がいきかう」と、決済システムについての未来を語っています。
決済システムもカッコよくてオシャレ。決済音は、あのバンド!
鈴木おさむ氏は「Origamiさんは、決済システムなのにオシャレでカッコいいってこと。この短い期間で、そのイメージづくりが出来てるってすごい」と語ります。例えば、『Origami Pay(オリガミペイ)』の決済サウンドに人気ロックバンド『サカナクション』が手がけているのも、イメージ戦略のひとつ。「未来のライフスタイルの変えるような音を。と依頼され、康井さんと相談しながらつくった。街のそこかしこで、Origami Pay(オリガミペイ)を使って決済する音が、流れてくれると嬉しい」と、登壇はなかったものの、ボーカルの山口一郎さんがビデオでコメントしました。
2020年にむけて、市場の活性化なるか
政府は日本再興戦略の一つとして、2020年にむけてモバイル決済の整備に取り組んでおり、インバウンド対策やキャッシュレスの利便性と向上性。セキュリティー対策の改善をあげています。『Origami Pay(オリガミペイ)』は、使用者の個人情報が店舗側に流れないBeacon(ビーコン)システムを備えており、従来のキャッシュカードによる、個人情報の流出や不正使用といった問題点を改善する一手になりうると康井氏。
導入店舗は、阪急メンズ東京や、ロフト、L'OCCITANE、チネチッタ、紳士服の青木など、多数。19日より随時、導入されてゆくそうです。
http://blog.origami.com/post/144548705779/origamipayshop
支払う側、店舗側にもメリットがあるとする『Origami Pay(オリガミペイ)』。『Origami Pay(オリガミペイ)』の公開は、日本における“モバイル決済の夜明け”となるのでしょうか?