【東京☆今夜はここで独り呑み】 ~演劇の余韻に浸れるカウンター席~(下北沢北口編)~

2020/02/16
遠藤 昇輝

『家呑みよりも、気になる町で独り呑み』

今回はサブカルの集積地であり、演劇の町として名高い世田谷区下北沢へ繰り出します。

下北沢駅周辺では小田急電鉄と京王電鉄、東京都世田谷区による再開発計画が進行中。

街並みは大きく変貌してますが、今も若者たちの間では、吉祥寺、三軒茶屋、中目黒などと並ぶ不動の人気を誇っています。

そんな下北沢のコミュニティカフェ「Com.Cafe音倉」で、歌と落語の〈ごくらくご2〉を鑑賞。山口良一さんと娘のさくらさんの親子共演を堪能させていただきました。

終盤にはイモ欽トリオの大ヒット曲『ハイスクールララバイ(作詞松本隆 作曲細野晴臣)』の熱唱という嬉しいサプライズもあったおかげで、心地よい余韻を抱えたまま下北沢の路地へ。底冷えする中で見つけたのは「唇のアイコン」が目を引く「MushaMusha」という店。

店内は淡い色調で統一された落ち着いた雰囲気。観劇の余韻に浸るのにぴったりの木製のカウンター席へたどり着くことができました。メニューを見ると自然派ワインと和食が楽しめる店のようですが、とにかく身体が冷え切っていたので「なにか温かいお酒をいただけますか…」とたずねてみると、「とくにご用意がないのですが、冷で出している日本酒は、温めても美味しいので熱燗にできますよ」という有り難いお言葉。

風邪をひきそうだったので、出てきた熱燗をすぐに流し込みます。(う~ん生き返る…)

ここで、お酒のアテにいくつか頼むと、親切な店員さんが「おひとりでしたら三種盛りがいいですよ」と教えてくれました。それは「本日のおばんざい」10種の中から選べるもので、単品だと680円ですが、盛り合わせ3種だと1480円、5種は2380円とリーズナブル。

そこで「子持ち昆布のポテトサラダ」と「あん肝の京風煮」と「マグロのホホ肉と大根の山椒煮」をチョイス。こちらのポテサラはとってもクリーミー。そこに子持ち昆布もプチプチした食感が相まって他では味わえない美味しさです。(料理は仕入れによって変更するため、ポテトサラダは数の子入りの時もあるそうです)

一方、あん肝は大根おろしがたっぷり入ってやさしいお味。もちろん熱燗との相性は申し分ありません。マグロのホホ肉も軟らかく煮てあって、どんどん箸と酒がすすみます。

ようやく凍てついた身体が落ち着いてきましたが、もう一段身体を温めてから店を出たいと思い、先ほどの店員さんに相談。最初はグラタンをすすめてくれたのですが、こちらが「できたら汁っけが欲しい」と伝えると、なんと、「わかりました。では、“本日の白子料理”を牡蠣に変えてスープ仕立ての料理をお作りしましょう」と言ってくれました。

熱燗に続く臨機応変な対応に感謝しつつ即注文。出てきたのは野菜がたっぷり入ったアツアツの一品で、ぷるぷるの牡蠣がゴロゴロ入っていました。あったかいスープに黒大根と明日葉の生命力もいただいて大満足。ちなみに“本日の白子料理”は時価だったので、会計時はちょっとドキドキしましたが、程よいお値段でした。

だいぶ身体も温まったので下北沢の路地を抜けて2軒目へ。劇団関係者とおぼしき人たちや楽器を担いだ若者たちとすれ違う度に下北沢らしさを感じます。ちょっと遠いけど、松田優作さん縁の老舗バー『ADY JANE』に向かうことにしました。

店名:MushaMusha

住所:東京都世田谷区北沢2-33-6 サンピアビル2F

電話:03-6804-7344

営業: 18:00〜24:00(定休日は不定期)

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遠藤 昇輝
この記事を書いた人

遠藤 昇輝

1968年東京生まれ 放送作家として数々の「東京の町歩き番組」を手掛ける傍ら“情報収集”と称してテレビ業界の面々が通う「独り呑みの店」を渡り歩く。東京の町の貴重な遺産を紹介するため一般社団法人東京遺産協会を設立。 町歩きプランナーとして自治体の魅力発信事業等にも参加。

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