飲食店即時予約・手ぶら観光…インバウンドが日本でもっと楽しめる新しいサービス2選

2020/02/19
佐伯美佳

今、日本ではインバウンド対応が加速しています。しかし、まだまだインバウンドにとって、日本で飲食や買い物、観光を楽しむ際に、不便さを感じているところがあるようです。

そんな中、新しいインバウンド向けサービスがぞくぞく登場しています。中でも、今回は2つの新トピックスをご紹介します。

1.「ビスポ!」が「アリペイ」のミニアプリと連携

「ビスポ!」という、日本の飲食店即時予約サービスがあります。

これまで飲食店予約というと、「空席ありますか?」と電話をかけまくるイメージがありましたが、ビスポ!では、LINE上ですぐにその時点での空席のある店を見つけてきてくれ、予約が即時完了します。

 そんなビスポ!が、このたび日本の飲食予約サービスで初めて、中国最大のモバイル決済サービスアリペイ(Alipay)と提携しました。2020年2月初旬よりサービスが順次提供されます。

 

アリペイといえば、訪日中国人が使うモバイル決済。そのアリペイのミニアプリにビスポ!の飲食店即時予約システムが連携されます。

 ユーザーは同アプリ上で「人数・日にち・時間」などの条件を選択していくだけで、日本の飲食店を簡単に予約することができるようになりました。

 予約可能な飲食店は、店頭でアリペイ決済に対応しているお店なので、予約から支払いまでアリペイで完結します。

■インバウンドの飲食店予約課題

ビスポ!の運営元、株式会社BespoのCEO高岳史典さんは、インバウンドの飲食店予約の課題として次の3つを挙げます。

●外国人が本当に食べたい店を見つけられない

「例えば、昨年のラグビーワールドカップ開催の際は、競技場の周りの飲食店のみが海外の方で賑わいました。理由としては、海外の方たちは美味しいお店、食べたい店をどう見つけていいかわからないですし、どう行くかもわからないからです」

●予約自体の困難

「海外から観光で来て飲食店を探す場合、ホテルのコンシェルジュに聞く、とりあえず街に出てどこかに入ってみるなど、手段は限られています。飲食店の予約自体、困難な状況です」

●ドタキャンリスク

「インバウンドが電話をかけ予約を試みても、中途半端なコミュニケーションになってしまうと、飲食店側も、予約できたのか、来るのか来ないのかわからずじまいなこともあります。そうなれば、飲食店側はドタキャンリスクに備えるしかありません」

こうした課題を解決すべく、ビスポ!はアリペイと提携し、主に訪日中国人向けに即時予約のサービスを提供しました。予約の際は、無断キャンセル対策として予約手数料330円(人民元で約20元、1元=16.5円換算)を事前に支払う必要があるため、飲食店も安心して予約を受けられます。

2.JTBとAirbnbがインバウンド向けに「手ぶら観光」サービス実証事業を開始

株式会社JTBは、Airbnbと協力し、国土交通省から受託した「訪日外国人旅行者の利便性向上に向けた『まちなか』におけるICTを活用した手ぶら観光サービスの実証事業」において、都市部・観光地にあるファミリーマート6店舗で外国人旅行者向け手荷物配送サービスを実施することを発表しました。

実証期間は2020年1月22日(水)~2月29日(土)で、実証事業終了後も3月15日(日)まで継続して実施予定です。

例えば、訪日外国人観光客が預けた手荷物を、羽田空港・成田空港から、ファミリーマート東京都内4店舗へ当日便として配送します。これにより、手ぶら観光の推進、および、周遊や消費の拡大を目指します。

■インバウンドの宅配便利用課題

そもそも、インバウンドは宅配便を利用する際に、どのような課題があるのでしょうか。

●宅配便を利用するインバウンドは限定的

まず、宅配便を利用する訪日外国人旅行者は限定的であるという課題があります。なぜなら、宅配伝票を記入する必要がある上に、複雑な料金体系や到着日時の理解不足、荷物が届かなかった場合の連絡などの不安、現金でしか支払いができないケースが多いことなど、ハードルが高いためです。

●民泊に荷受人がいない

インバウンドに利用者が増加している民泊には、荷受人がいない場合が多いことから、宅配便の配送先に指定できないという状況もあります。

●宅配便の受付をするコンビニで言葉が通じない

コンビニで宅配便を申し込もうとしても、店側がそれに要する時間や言語対応が困難というのも現状です。

結果として、スーツケースなど大きな荷物を自分で運ぶインバウンドが多く、公共交通機関の混雑、周遊や消費機会の損失が起こっています。

こうした課題解決のために、ICTを活用した宅配サービス「Luggage Free Travel」によるオンライン事前予約・決済、配送状況のメール配信など、訪日外国人旅行者が使いやすい宅配サービスを提供する、本実証事業が行われています。

コンビニで手荷物受取ができるだけでなく、インバウンドの周遊、消費拡大もねらいとしています。一部店舗では、周辺観光地MAPや最寄りの観光案内所への誘導などを行うそうです。こうしたサービスによる利用者の購入額がどう変化するかなど、手ぶら観光促進による効果検証を実施します。

まとめ

日本に来たからには、外国人の方々には、ぜひいい印象を持って帰国してもらいたいものです。

そのためにも、こうした便利なサービスがさらに充実していくことを願います。

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佐伯美佳
この記事を書いた人

佐伯美佳

国内出版社のWeb媒体を中心としたライター。Web業界を経て、ライターとして独立・起業。健康・美容・グルメ・ライフスタイル・ビジネスのジャンルを中心に執筆中。思わず読みたくなり、読んだら得する情報を発信してまいります。

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