タクシーで巡る「心霊スポットツアー」大盛況!…運転手さんに聞いた恐怖の体験談

2016/07/25
放送作家 石原ヒサトシ

タクシー運転手さんの心霊体験談って雑誌等でよく見ますよね?

そこで、私が実際、何人かの運転手さんに聞いた“おかしな体験談”をご紹介します。そんなに怖くないかもしれませんが、それがリアルともいえます。

 

①魂が宿ったものは・・・

「あんなものの幽霊ってあるのかわかんないけど…」

と前置きして話してくれた運転手Aさんの体験談です。

冬の寒い日でした。

東京というのに車も少なく人通りもない平日の深夜。休憩しようと、ガランとした大通りの路肩に車を停めてシートを倒し、ぼんやり夜空を眺めていたそうです。

ちょっとウトウト仕掛けた時、かすかに音が聞こえて来ました

「ゴトンゴトン… ゴトンゴトン…」

なんだこの音?

音はだんだん近付いて来ました。

なにこれ?

と思った瞬間、車の横を頭側から電車が通って行きました。都電です。

「ああ、都電か・・・えっ? 都電!?」

はっ!と目を丸くして飛び起きたAさん。それもそのはず、深夜に都電が動いているはずがない。というか、この道路には都電など通っていないのです。

 

なんだこれは?!

車両は一両、目線の奥にす~っと消えていきました。よく見ると最後方の窓に人影が見えたのですが、その人は、真冬なのに半袖を着ていたそうです。

そういえば、その道路には昔都電が走っていて、戦後廃路になったとか。

「電車にも魂があるんすかね? それとも亡くなった車掌さんの想いが動かしたんですかね?」と話していました。

 

 

②なぜ1人でその場所へ…

晩夏の頃、運転手のBさんは新宿の人通りの少ない道で男性を乗せたそうです。サラリーマン風で50歳位か、もうちょっと上か・・・。

時間は深夜1時過ぎでした。

 

Bさん「どちらまで?」

男  「青山墓地まで」

Bさん「かしこまりました」・・・(え?!)

 

こんな時間に青山墓地??

おかしいと思いませんか? 深夜1時に青山墓地ですよ? 

でも、言われた通りに車を走らせました。道が開けた青山通りで降りるのかと思いきや、途中の角を曲がってくれと言われ、青山墓地の中の中へ、ますます暗い場所へ入って行きます。

その時、何が怖かったかというと、タクシー強盗が頻繁に起こった時期だったから襲われたらどうしよう、と。

だから万が一を考えて、無線の連絡のこと、携帯で110番すること等、頭に思い浮かべていました。

 

「このへんで」

Bさんは墓地の真ん中、真っ暗な場所でタクシーを停車。

男性は料金を支払って・・・

何かあるかと思いきや・・・

そのまま歩いて青山墓地の中へ消えていったそうです。

Bさんは、なんとなくそれを見届けながら車を走らせました。途中何度も後ろを見ながら。料金さえ貰えば問題もないから、あとは知らない! と自分に言い聞かせて。

しかし、ゆくゆく考えてみると、なぜ深夜に一人で青山墓地へ行く用事か理由があったのか? 

ちなみに足はあったので生身の人間だったとは思うけど、でも、もしかしたら?? それは今でも分からないと言っていました。

 

残された携帯電話

これは同僚の方の話として聞きました。

某県の運転手Cさんが、20代だった頃。それは夕暮れ時でした。

学生っぽい女性を2人乗せたそうです。場所は田舎の細い国道でしたが人気がないという場所でもなかったとのこと。行き先はとある住宅地でした。

Cさんは特に会話をするでもなく、でも若い女性なので、ちょっと気になってチラチラ様子を見ていたそうです。

1人はショートヘアー、1人はセミロングの髪、派手でもないパンツルックの服装。「おとなしい感じの子だな~」と思いつつ…

目的地に近づいた頃、「このあたりでいいです」と言われ、2人は降りて行きました。

 

それからその日はお客が取れず会社へ戻ると、後部座席の足元に携帯電話が落ちているのを見つけます。二つ折りの携帯、デコレーションしてあるので、間違いなく最後に乗せた女の子どちらかのものだと思いました。

 

電池が切れているようで、会社の人が持っていた充電器を使い電源を入れると、マナーモードの振動通知がブルブル鳴り止まないほど何十件もメールが届き、携帯を開くと着信が数十件もあったそうです。

その場にいた数人は「すげえ、人気者だな」「迷惑系じゃないの?」と笑っていたのですが、そこへ着信が。きっと忘れた女性だろうと思って出てみると、若い女性の声で

「よかった、つながった! ○◯ちゃん?! 今どこなの?」

驚いた様子でした。

 

Cさん「いえ、私タクシーの運転手なのですが、

持ち主の方が置き忘れていったんだと思います」

女性「場所はどこですか?」

Cさん「△△町です」

女性「え? そんな遠く?」

 

この先は、つじつまが合わないことが多いです。だからリアルです。

容姿を聞くとショートヘアーの女性(仮にFさん)の携帯でした。

 

実はFさん、1週間ほど前から学校に来ておらず行方がわからなかったそうです。携帯はひとまずFさんの友達宅へ郵送することに。

その数日後、驚く情報が入ります。

 

なんとFさんはタクシーに乗せる数日前には亡くなっていたことが分かったそうです。

“まさかあれが幽霊だったの?!”

今でも、信じられないそうです。

 

後日、Fさんの友人達がCさんを訪ねてきました。見せられた顔写真はたぶん乗せた女性と同じ。

亡くなった場所の所持品に携帯電話はありませんでした。そりゃそうです、タクシーに忘れてあったのですから。でも、どうして亡くなった本人が? たぶん携帯電話は残したかったから出てきたのだろうと、それはわかるっちゃわかるのですが ――――― 

 

とにかく不可解なことが多いのです。

まず一緒に乗ってきたセミロングの女性です。友達は皆そんな女性は知らないとのこと。またあれは生きている人だったのか? この世の人じゃなかったのか? それもわかりません。また、タクシーに乗せた場所も降ろした場所も、亡くなった場所とは関係性が感じられないそうです。

 

友達は「私たちの知らないFのプライベートがあったのか?」と言っていたそうですが真相はわからず。その後連絡は取っていないので何か判明しているかもしれないけど…とのこと。(ちなみに亡くなった件は解決済み)

 

こういった忘れ物にまつわる不思議な体験談は多いみたいですよ、と、教えてくれた運転手さんは言っていました。

 

ちなみに、タクシー業界の隠語で「おばけに遭った」というと、「長距離のお客さんを乗せた」という良い意味で使うそうです。

でも本物のおばけには絶対遭いたくないでしょうね。

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放送作家 石原ヒサトシ
この記事を書いた人

放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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