12月20日は【シーラカンスの日】 シーラカンスから学ぶ “自分らしい生き方”

2016/12/20
澤井 一樹

あまり知られていませんが、12月20日は「シーラカンスの日」。その理由は、絶滅したと世間では思われていたシーラカンスが1952年のこの日に捕獲されたからなんです。その後、新種が発見されるなどもしましたが、今では1000匹ほどしかいないとされており、絶滅してしまうのではないかと危惧されています。

 

 

そんなシーラカンスですが姿を変えずに生き続けているので「生きた化石」ともいわれ、一般的には“流行遅れの人”“必要ないモノ”などの比喩表現にもなっています。でも、本当にそうでしょうか?海の荒波を姿を変えずに生きてきたシーラカンス。その生き方から、社会の荒波を生き抜くヒントが必ずあると思い、調査してみました!

 

強者たちと生きていたシーラカンス

シーラカンスが生まれたのは人間が生まれる遥か昔、4億年前位だと言われています。白亜紀の化石などからシーラカンスが発見されている事から恐竜たちとも共に生活し、恐竜たちと一緒に姿を消したと思われていました。

 

しかし、彼らは絶滅せずに、遙かに強い恐竜たちが絶滅していったのです。

 

シーラカンスが現代まで生き残った理由!

強者たちが消えていく中、なぜシーラカンスは生き残る事に成功したのでしょう?その理由は、深海の環境が変わらなかった事にあると言われています。地上が滅んでいく中で深海にじっと留まり、我慢していた事でシーラカンスは生き残ることに成功したのです。

 

そして・・・3億5000年前から変わらぬ姿

出展:http://www.numazu-deepsea.com/

 

そんな苦境を乗り越えてきたシーラカンスですが、その姿はなんと、3億5000年前から変わらない姿で今も泳いでいるんです。その“変わらない美学”がプラスになり、滅びずに昔のままの姿で現代の海も悠々と泳ぐ事に成功した、海の勝ち組となったのです!

 

シーラカンスが教えてくれた、社会を生き抜く術

シーラカンスは恐竜たちが絶滅するほどの“苦境”を経験してきました。しかし!どんな状況に置かれても自分だけは絶対に変えなかったのです。そして、暗い深海でじっと今まで生き抜いてきました。そして、つい最近の1952年に脚光を浴びたのです!

 

シーラカンスが教えてくれた事…
最近の人間の世の中は自分を周りに合わせて生きなければ、生きにくい世の中ですよね。その為、本当の自分がどんどん失われていってしまいがちですが、「そんな風に周りに流されるな!変わらずに生きろ!」とシーラカンスは教えてくれているのでは?。

 

そして、「自分らしい生き方をして、光が当たらなくても・・・僕たちの様にいつか、暗闇の中から誰かが見つけてくれるさ!」と、言っているかもしれません。

 

 

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澤井 一樹
この記事を書いた人

澤井 一樹

放送作家。関西のCM制作会社で働き、勉強した後に株式会社ライターズオフィスに所属。現在は、フジテレビ「全力!脱力タイムズ」、TBS「爆報!THEフライデー」などの制作に関わるなどしている。

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