テクノロジー×渋谷は極上のエンターテイメント!未来のゲームセンター登場

2018/11/09
Shoichi Sato

音楽やファッションなど様々なカルチャーを発信し続ける街、渋谷。昨今はハロウィンの聖地にもなりつつあります。

そんな渋谷を舞台に、テクノロジーを駆使してエンターテイメントを創出するソニー株式会社は新たな挑戦を展開。同社の最新テクノロジーや研究開発段階プロジェクトを体感できる「WOW Studio」を11月2日から4日の期間限定でオープンさせました。

人々の注目を集めたのは「未来のゲームセンター」A(i)R Hockey(エーアール エアーホッケー)。従来のゲームセンターにあるものとは大きく異なり、高速ビジョンセンサーと独自の予測アルゴリズム、触覚提示技術を組み合わせたAR技術によるエアーホッケーです。

円形のフィールドに3人のプレイヤー。実際に使用するパックは1枚です。ゲームが進むにつれて、フィールド上に複数のパックが登場。マレットで打つと実際のパックと同様に高速移動します。徐々に現実と仮想の区別がつかなくなる、不思議な感覚を体験できます。

パックとマレットをリアルタイムにトラッキングすることで、反応は全く違和感がありません。本当に実物のパックを打ち込んでいる感覚です。七色に光る弾道も美しく、近未来を予感させるアクティビティでした。

また、「未来のストリートアート」Doodle Pen(ドゥードゥルペン)も非常に興味深いものです。これは壁やテーブルなど、どこにでも絵を描けるデジタルペン。もちろん実際の壁にイラストは描かれないので、街の景観が汚れることはありません。

ウォールペイントを得意とするストリートアーティストNumber-Dさんは「手を動かしてから反映される時間に誤差がなく、誰でも気軽に楽しめる。この技術なら、観光名所や建造物など普段描けないような場所でも表現できるのでは」と期待を寄せていました。

「未来のカフェ」Interactive Character Cafe(インタラクティブ・キャラクター・カフェ)は女子ウケ満点。インタラクティブ・テーブルトップ・プロジェクション技術を活用し、テーブルに料理を置くとアニメーション演出が繰り広げられます。

指でキャラクターをタッチすれば、反応して指にくっ付いてくる所も魅力。今回はLINEクリエイタースタンプで人気の「うさまる」とのコラボでした

渋谷区長「ハロウィンもテクノロジーで安全運営したい」

オープン初日にはソニー株式会社ブランド戦略部統括部長の森繁樹氏、渋谷区の長谷部健区長、渋谷区観光協会の金山淳吾理事長らが登壇したトークショーを開催。

森氏は「渋谷に集まるクリエイター、アーティスト、企業、行政など交わることの少なかった人たちがバックグランドを超えて共創できれば」と同プロジェクトの目的を話しました。

長谷部区長は「渋谷は文化を生み出し続ける街。これからはテクノロジーを混ぜた文化が発展する。日本有数の都市として走り続けていかなければ」としました。また金山理事長は「ソニーの技術で渋谷をアップデートしていきたい。20年、30年、50年、100年と次の世代に街づくりをつなげていければ」と語りました。

今年のハロウィンも渋谷は大変な騒ぎ。ニュースでその有様を見た人も多いのでは。最後に長谷部区長がボソッとこぼした「ハロウィンもテクノロジーで安全運営したい」という切なる願いが印象的でした。

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Shoichi Sato
この記事を書いた人

Shoichi Sato

地域ミニコミ紙の編集記者、広告代理店を経てフリーライターとして活動中。趣味は山登りなど、スポーツ全般の元高校球児。未確認生物や宇宙、戦国時代 などが好きなロマン追求型。座右の銘は「気は遣うものではなく、配るもの」。 ブログ:s1-thats-WRITE

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