【胸熱動画】競うだけがスポーツじゃない。競泳メダリスト星奈津美含む7人の“自分への挑戦”

2018/01/24
Shoichi Sato

東京オリンピック・パラリンピックまであと900日と少し。トップアスリートによる究極のせめぎ合いは、きっと感動をあたえてくれるでしょう。しかし、スポーツはメダルを取ることだけではなく、自分自身へのチャレンジでもある。そう感じさせてくれる胸熱の動画が23日に公開されました。

動画をリリースしたのは東京オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナー、野村ホールディングス株式会社。タイトルは「みんなの自己ベスト」で、約9分のドキュメントムービーです。

出演しているのはロンドンオリンピック、リオオリンピックのバタフライ200mで2大会連続銅メダルを獲得した元競泳日本代表の星奈津美選手と、小学4年生の女の子、現役トライアスロン選手でもある70歳の男性、小学4年生の車椅子の男の子、障害がいを持つ男性、高校2年生の男子、車椅子バスケ選手。バックグラウンドの違う7人が、年齢、性別、ハンディキャップに関わらず「自己ベスト更新」に挑む水泳プロジェクトです。

それぞれの自己ベストを乗り越えるため、1ヶ月間のトレーニングを実施。本番では7人がタイムの遅い順にスタートし、全員が自己ベストを記録すれば同時にゴールとなります。つまり、最も記録を伸ばした人が一番にゴールするのです。

7人分のドラマが凝縮

星選手は動画内で「みんなで自己ベストを更新するという目標を持ってスタート台に立って飛び込むので、心強い気持ちもあってワクワクしています」とプロジェクト開始の心境を語りました。この動画には、参加者7人分のドラマが凝縮されています。

タイムが伸び悩み、水泳をやめたいと思っている小学4年生の中ノ内寧咲ちゃん。60代の体力を取り戻したいと意気込む、70歳現役トライアスロン選手の和田雅幸さん。50m泳ぎ切ることに挑んだ、水泳初心者で車椅子の河田凌太くん。「車椅子だからと言われたくない。自分の可能性を広げたい」と語るパラ・パワーリフティング日本ジュニア代表、奥山一輝さん。中学2年時に出した自己ベストを越えようと努力する高校2年生、山口大貴くん。「障がいを抱えてから、泳げるかは未知数。今までにない自分に出会えるかもしれない」とした車椅子バスケットボール選手の西村元樹さん。それぞれの想いを胸にスタート台に立った7人は、順番にプールへ飛び込んでいきます。

足の不自由な凌太くんが、両手を一生懸命使って前に進む姿は、どんなフォームよりも美しく見えました。50mを泳ぎ切り、共にチャレンジした仲間が凌太くんのもとへ。そしてピースサイン。このシーンは落涙必至です。 その他の自己ベストを更新した人たちの、弾けるような笑顔とガッツポーズもとても魅力的です。ぜひこの、どんな色のメダルよりも輝いている挑戦者の姿をご覧ください。

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Shoichi Sato
この記事を書いた人

Shoichi Sato

地域ミニコミ紙の編集記者、広告代理店を経てフリーライターとして活動中。趣味は山登りなど、スポーツ全般の元高校球児。未確認生物や宇宙、戦国時代 などが好きなロマン追求型。座右の銘は「気は遣うものではなく、配るもの」。 ブログ:s1-thats-WRITE

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