もう一度学びたくなった人にオススメの大学利用法

2019/10/09
内藤 みか

最近、副業ブームの兆しもあってか「独学」を目指す人も少なくありません。社会人として仕事を続けながら通信制の大学や大学院に入学し直す人も増えています。とはいえいきなり大学に入学というのはハードルが高いので、入門編として、手軽に試せるものをご紹介します。

まずは大学を知ること

『週刊ダイヤモンド』2017年10月7日号は「独学特集」。独学で通信制大学を卒業後、東大大学院の教授になられた柳川範之さんのロングインタビューや独学にオススメの書籍リストなど、読みごたえたっぷりです。これを書いている私自身も40代で慶應の文学部を通信課程で卒業したので、独学の楽しさもつらさも知っています。

通信制大学でもう一度学びたいと言う人は多いです。けれど、大学は必修単位も多いし、学費も高めなので、いきなり入学するのはリスキーかもしれません。実際、最後まで続かず途中で退学してしまう人が半数以上いると言われる学科もあるのです。なのでまずは簡単に試せるものに挑戦することをお勧めします。

大学の動画授業を閲覧する

少なくない大学が講義の動画を公開しています。iTunesUなど、世界の大学の講義を無料で閲覧できるサイトも増えているので、まずはそれを観てみること。大学の講義はたくさんの知識を得られますが難易度が高めのものも。その授業を楽しめるか、有意義と感じることができるかということも自問自答してみましょう。

大学の公開講座を利用する

多くの大学では、一般の人向けに公開講座を行っています。無料のものもあれば、格安のものもあるので、大学のホームページをチェックしてみましょう。近所の大学で興味があるジャンルの講座があれば、申し込んでみるのもいいでしょう。なかには連続講座を設けているところもあるので、何度も通って大学生気分を味わうこともできます。

通信制大学の単科講座に挑戦する

放送大学などの通信制では興味のある科目1つだけを受講することができる「科目履修生制度」を設けているところもあります。1科目数千円程度で学ぶことができるところもあるので、大学に入って続けられるか不安だと感じている人は、まずは1科目だけ試してみるのもいいのでは。

ちなみに私自身は現在は通信制大学院に在籍し、修士論文に取り組んでいます。せっかくなので、いつかは博士号にも挑戦してみたいな、と大きな夢を描きつつ、楽しく研究しています。千里の道も一歩から。少しでも学んでみるという行動が大切だと思います。

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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