スポーツライフ・データ2016発表!男性はイチロー。女性には錦織圭が人気

2017/03/10
マガジンサミット編集部

“スポーツ・フォー・エブリワン”を推進する、公益財団法人 笹川スポーツ財団が3月7日に『スポーツライフに関する調査』の結果を発表し、最新の報告書である『スポーツライフ・データ2016』を刊行しました。

 

『スポーツライフに関する調査』は、1992年から全国の市区町村の居住する20歳以上を対象に隔年で調査し、13回目となる2016年からは対象を18歳以上に変更し、標本数を2,000から3,000に増やしています。

 

刊行に先がけて行われた記者会見では「実施頻度」「実施時間」「運動強度」からみた「運動・スポーツ実施レベル」をはじめ、スポーツ観戦率やスポーツボランティア実施率、好きなスポーツ選手など日本におけるスポーツライフの現状や最新情報などを発表。

 

2020年に東京オリンピックを控え、マラソンを始めスポーツ熱がさぞや沸騰しているかと思いきや意外な結果になりました。

 

 

18歳以上の運動・スポーツ実施率は減少傾向に

※資料:笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査」2016

 

近年のスポーツ実施率は、散歩やウォーキング、体操などといったエクササイズブームに牽引されたものでした。2012年にはジョギング・ランニングの推計人口が1,009万人と1,000万人を突破しています。

 

しかし2014年、2016年と男性を中心に減少。2014年は上昇傾向にあった女性も2016年の調査では60代女性が唯一微増となっている以外、横ばいもしくは減少となり、特にジョギング・ランニングを年一回以上実施するという20代女性の割合は、2014年に20.1%だったものが13.5%までに落ち込んでいます。

 

マラソン・ウォーキングなどの実施率が低下した理由として、2012年に1000万人を突破し飽和状態であったこと。また「誰でも気軽に始められるスポーツ故に、簡単に辞めることもできる。そのためブームに乗って始めたものの継続が困難だったのではないか」との見解が示されました。

 

 

スポーツを続けるには仲間が必要?

例えば、野球やサッカーをはじめとする球技は、ある程度の技術力や環境が必要なため、学童の部活などをきっかけに一度始めれば大人になってからも継続する率が高いことが分っています。

 

つまり、何らかのスポーツ系コミュニティーに属し、競技を一緒に行う仲間がいることが継続につながるようです。また、都市部よりも地方の方が、スポーツ離れが進んでいるというデータもあり、都市部ではスポーツに関する情報やイベントも多く仲間も集まりやすいため、20歳を過ぎてスポーツを始めたとしても継続しやすいのかも知れません。

 

スポーツボランティアの実施率も減少傾向

また、スポーツボランティアの参加についても減少がみられました。要因としてスポーツボランティアという概念が浸透し、解答者が「地域の少年野球の送迎をしている」といった、あくまで家庭内や町内的な活動を“ボランティア”と言って良いのか迷う傾向にあったといいます。

 

専門的知識や資格、技術を必要としたボランティアや、マラソン大会などの運営に関わるボランティアなどを想像するなど、参加意識のハードルが高くなってしまったのではないかとの見解が示されました。

 

意識が高くなった分、よりボランティアに参加しやすいインフォメーションや情報開示が大切なのかも知れません。

 

注目するスポーツ選手 男性はイチロー。女性は錦織圭選手!

男性の6割が「プロ野球」、女性の6割が「フィギュアスケート」を好んで視聴していることが分りました。ちなみに男性が注目するスポーツ選手は、プロ野球のイチロー選手が1位に。全体でもイチロー選手が1位となりました。

 

また、女性が注目するスポーツ選手は、前回の調査ではフィギュアスケートの浅田真央選手でしたが、2016年版では初めてテニスの錦織圭選手が1位に浮上しています。

 

テレビによる種目別スポーツ観戦率では「プロ野球(NPB)」が53.8%とトップに。次いで「高校野球」、「フィギュアスケート」、「サッカー日本代表戦(五輪代表を含む)」となり、放映時間が長いものが順にランクイン。これは男性視聴者の観戦率とほぼ一致しています。

 

女性は「フィギュアスケート」が59.1%で1位。2位には「バレーボール日本女子代表試合」(47.1%)、3位は「マラソン・駅伝」(43.7%)となっており、女性ならではの視点が感じられる結果となっています。

 

笹川スポーツ財団では、「スポーツライフに関する調査」をまとめた最新の報告書『スポーツライフ・データ2016』は3月7日より、Amazonなどで発売。

 

また、スポーツの現状をデータに基づいて詳細に分析した日本スポーツ界における唯一の白書『スポーツ白書 2017』は、3月17日に販売開始です。

 

 

国内外のスポーツに関するデータや先進事例、注目のトピックスなどを10のテーマに分けて掲載しており、刊行記念セミナーを2017年3月17日に開催予定です。詳しくは、http://www.ssf.or.jp/まで。

 

 

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