2018年は「副業元年」か?年明けに挑戦したい新たなキャリアはコレだ

2018/02/04
naokiyama

働き方改革の一つとして、政府が副業や兼業を後押ししようとしている。早ければ今年4月以降には具体的なガイドラインが公表されるというが、これまで一つの職場で働いてきた人にいきなり「新たなキャリア形成」を呼びかけても、十中八九、戸惑うだろう。

2018年は「副業元年」と呼べる年になるかもしれないが、これから働く人々はどのようにして副業・兼業といったサイドビジネスと向き合っていくべきか。

自分の「資産」と向き合う

2017年に話題となったベストセラー『LIFE SHIFT-100年時代の人生戦略-』から言葉を借りるのであれば、副業を考えるうえでは、自分の「資産」と向き合う必要がある。資産とはすなわち、お金を稼ぐために「必要な能力や知識」。

たとえば、自分の得意不得意、好き嫌いを縦軸と横軸のマトリックス図に分けるなどして、自分の強みを知り、何を仕事に活かせるかという視点で新たにキャリアを考える必要があるのだ。

ハードル低め? 未経験からでもちょっとずつ稼ぎたいときは…

時間、スキル、知識、経験、人脈、資格……。何でお金を稼げそうか絞り込めたら、あとはそれを仕事につなげていくだけだ。一般的には本業の延長線上で副業を考えたほうが、知識もスキルもプラスに活かせるが、もちろん未経験からチャレンジできる職種もある。さっそく比較的始めやすい副業・兼業の候補を挙げてみた。なお、株やFXなどは投資なので除く。

クラウドソーシング――サイトで仲介される個人や企業の仕事を受注してお金を稼ぐ方法。求められる仕事のレベルに応じて専門スキルが求められる。経験を問わない仕事も少なくない。仕事はホームページの作成、ロゴやイラストの作成、ライティングなどさまざま。

転売(せどり)――品物を相場よりも安く仕入れて、ヤフオクやアマゾン、メルカリなどで高く売る方法。品物の適正な価格を見極める力、売れる商品を見極める力、コピーライティング力などが求められる。

カメラマン――人物や風景などを撮影してお金を得る方法。お宮参りや七五三などの出張撮影から広告素材用の写真撮影までさまざま。出版社や広告代理店などの人脈や撮影技術などを要する。

アンケートモニター――WEB上でのアンケートに答えて、現金や金券と交換可能なポイントを稼ぐ方法。会員登録後、すぐに始めることができるが、ポイントの加算数が小さく、まとまった額を得るには多少の時間が必要。

LINEスタンプ――LINEのアプリ上で使えるユニークなLINEスタンプを制作・販売する方法。絵心がなくてもユーザーに選ばれる可能性があり、コストもかからないため、ノーリスクで始めやすい。

収益化までの道のりは険しいが、あたれば高収益も…

さきほどの仕事は比較的、初心者でも始めやすく、数千円~数万円、突き詰めれば数十万円まで稼げる方法だ。しかし、作業量と費やす時間も比例して増えるため限界も見えてしまう。

それを考えると、次に紹介する副業は収益化までの道のりは険しいが、軌道に乗れば、費やした時間以上に、まとまった収益が得られる。競合は多く、難易度もやや高めだが、じっくりとキャリアを築いていきたいという人には向いているかもしれない。

Youtuber――youtube上で自作の動画を投稿して広告収入を得る方法。視聴者が再生したくなるテーマ、構成、演出力、トーク力などが求められる。「動画再生数×1再生あたりの単価」で収入が決まるが、競合が多く、固定ファンが付くまでは収益化への道のりは険しい。

民泊(airbnb)――泊まりたいゲストを泊めて家賃収入を得る方法。訪日外国人(インバウンド)を対象にするケースが多いが、言葉や文化の壁、近隣住民への配慮、集客するための競合との差別化などクリアすべき問題が多い。

アフィリエイト――自身のサイトで企業の商品やサービスを紹介することで広告料を得る方法。サイトを訪れてくれる人が少ないと必然的に訪問者数も減り、稼ぎも微々たる金額になってしまう。サイトの個性や文章力なども要される。

資格取得後に経験値を積む方法も……

スキマ時間を使って細々と働くより、資格を取得して、手に職をつけるという方法もある。TOEICのスコアを上げてTOEIC専門講師として独立する人もいれば、趣味の日曜大工を本格的に事業化させるというやり方もある。フードアナリストやファイナンシャルプランナー、士業系の資格も独立には最適だ。

何をサイドビジネスにするかは個々人でさまざまだが、年齢・職種問わず、計画的に行動していかなければ、変化の激しい時代の中で取り残されてしまうのは必至といえるだろう。

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この記事を書いた人

naokiyama

元雑誌の編集担当。政治、経済等。

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